MASA日記

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【特集】荒木選手2000本安打達成に想う

6月5日 月曜日 【特集】

 

こんばんは。

6月3日の対楽天戦で、中日ドラゴンズの荒木選手が2000本安打を達成しました。右打ちでライト前に落とす、”らしい”安打での達成は、ファンの記憶に残ることでしょう。

 

わたしが荒木選手を知ったのは、野球ゲーム「実況パワフルプロ野球5」で遊んでいたとき。ドラフト1位入団したのは知っていましたが、走力以外目立ったところはなく、内外野守れる選手なんだな、くらいの印象でした。その荒木選手が、まさか2000本安打を打つなんて、思いもしませんでした。

 

やはり頭角を現したのは、2004年から指揮を執った落合監督の下でしょう。荒木→井端(現 読売ジャイアンツコーチ)→森野 と続く上位打線、「アライバ」と言われた二遊間は6年連続のゴールデングラブ受賞で、バックトスなど、幾度となくその華麗な守備がテレビでも映し出されていました。

 

そんな荒木選手は、落合監督就任の報に触れたとき、「出番が減る」と思ったそうです。それは無理も無いですよね、落合さんと言えば知らない人はいない程の打撃職人であり、日本のプロ野球界において唯一の3度の三冠王受賞者、節目のヒットは狙い撃ちのホームランで飾るなど、天才的な打撃で鳴らした人です。

しかし、ご存知のとおり、打撃の難しさを知る落合監督だからこそ、「1点多くとればいい」「1点もやらなければ負けは無い」と、ひたすら地味に点をとり、ひたすら1点を守り抜く野球に徹したのです。それは落合監督の持論のようですね。現に、現役時代もひたすら走者を進塁させる凡打を練習したり、サヨナラ満塁の場面で代打を送った理由が「選球眼が一番良いから押し出しを選ぶと思った」と語るなど、凡人の想像し得ない理論で現役、監督を務め、実績を残したわけです。

その落合監督の理論に最適だった荒木選手は、「荒木なくして俺の(監督としての)野球は無かった」と言わしめるほどの守備で生き残りました。落合監督は当時、守備でも走塁でも、何でもいいから一つ武器を見せてくれ、と言っていました。それをどう使い切るか、生かすも殺すも俺の責任だ、とも。そのお互いのニーズがかみ合ったからこそ、荒木選手の今があるんでしょう。勿論、命がけの練習あってこそですが。

 

そんな荒木選手の2000本に花束を贈ったのが、入団時の監督であり、達成日の対戦相手だった楽天副会長の星野仙一さん。落合さんとは対極の感情を前面に出す星野さんが荒木選手の頭をもみくちゃにしながら称えていたのも印象的でした。おそらく「よ~やったな!」とでも言ったのでしょう。

地味でも、自分の強みを活かせば、きっと生きる道がある。それを教えてくれた荒木選手の記念打は、感慨深いものでした。39歳。先は長くないかもしれませんが、その守備と、しつこい打撃で、これからも頑張って欲しいですね。