MASA日記

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保険 第17回~生命保険のトレンド~

5月31日 水曜日 保険第17回

 

こんばんは。

今夜は生命保険のトレンドについて書いてみたいと思います。この業界を外から見ていると、とても分かりやすい業界ですね。時代の変化に流されやすいと言いますか。

 

本来、保険はみんなでお金をプールし、万一が起きた際にはそこからお金を戻す、相互扶助の精神に基づく制度です。したがって、万一に備える保障としての機能が主でした。しかし、右肩上がりの経済に支えられ、貯蓄性が重視されると、養老保険や貯蓄性の終身保険など、掛け捨てではないものが脚光を浴びます。

バブル期には年7.2%複利養老保険があったわけですから、今では考えられないですよね。もしそんなものが現在もあれば、わたしもすぐに飛びつきます。

 

さて、バブル経済が破綻し、逆ザヤ問題がクローズアップされ、その後リーマンショックなどもあり長引く不況にあえぐ中、ようやく経済が持ち直したアベノミクス前夜あたりから、生命保険業界は貯蓄性を強調していましたが、そこに水を差したのが日銀によるマイナス金利政策でした。加入者の保険料を運用して利益を得ることと、保険金支払のための安全運用を両立させる必要がある生命保険会社にとって、日本国債による安定的な運用が主流だったわけですが、マイナス金利により日本国債では利益が得られない状況に陥ったため、軒並み貯蓄性保険商品がラインナップを外れたわけです。

 

そんな生命保険に、3つの大きな流れがきていると感じています。

①保障性への回帰

預貯金とは違いますし、運用商品でも無い、あくまで万一に備える保障こそ保険本来の機能だ!と訴えかける流れです。これはある意味当然で、保険ってそういうものでしょ、とお考えの方は、特に高齢になるほど多いと思います。

保障が充実してこその保険ですから、原点回帰と言えるこの流れは当面続くでしょう。

②自己責任

それでも、保険機能と運用機能を両立させたい!と思う方も少なくないはずです。

そんな方には、少なくとも運用面は自己責任で行ってくださいね、という流れです。具体的には、外貨建ての保険や、変額保険と言われるものです。

マイナス金利政策により、日本の国債や株式には閉塞感がありますが、国力増強中の国もあるわけで、そういったところに自己責任で投資することで、もしかすると大きな利益が得られるかもしれないですね。そこを訴えかける商品設計です。

③未病の評価

保険料の割安感を訴えるための手段です。損害保険では既に採られています。事故を起こさない方の保険料を割り引く、耐震耐火構造の建物の保険料を割り引く、といった、事故発生率に基づく保険料の値引きです。

生命保険も、その保険料の基礎の一つは死亡率ですから、たとえば非喫煙者の保険料を割り引くといった商品がその代表ですね。そしてトレンドと言えば、健康に対する意識が高い、病気を未然に防ぐ人には保険料を割り引くものです。

先週末の日本経済新聞でも、健康アプリと連動するなどした各社の商品や思考が紹介されていましたが、今後はこうした流れが医療保険中心に主流となるでしょうね。

 

以上、3つが、わたしが感じる生命保険のトレンドです。流れに乗るか乗らないかは、あくまで加入者の判断ですが、生命保険のカバーするどの範囲に力点を置くかによって、選ぶべき商品もまた違ってくるのでしょうね。