MASA日記

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乗り物 第24回~ミラ・イースが投じる一石~

5月16日 火曜日 乗り物第24回

 

こんばんは。

最近、「乗り物」の回が自動車に偏りがちですね。鉄道、バスなども書きたいのですが、どうしても自動車のネタは旬があるので、そちら優先になってしまいます。

 

早速ですが、ダイハツの新型ミラ・イースが発表されました。イースEnergy Saving Technology」に由来しますが、初代はまさに省燃費の側面で一石を投じました。ミラとつくだけあって、5ドア乗用車型の軽自動車であり、外観上の特殊性や趣味性は無いものの、車両骨格の見直しやエンジン等の改良により、他社を一歩リードしたクルマでした。最終的にはホンダN-Boxなどに販売面では及びませんでしたが、軽自動車の省燃費を真面目に追求したモデルとして、初代の意義はあったと思います。

 

事前の自動車雑誌等では、2代目ミラ・イースの燃費は、「40km/ℓ 越え確実」といった言葉が誌面を踊り、ダイハツがさらに燃費競争を加速させると思われていました。

しかし、蓋を開けてみると肩透かしの格好になりました。燃費は従来型のまま据え置き、むしろ安全装置で軽自動車界をリードするようなクルマだったからです。逆に言えば、それだけ初代の省燃費に賭けるインパクトが大きかったことの証左なのですが、自動車雑誌のスクープが難しいというのは現代も同じなのだな、と思いました(よく、スズキはスクープが難しいと言われますね)。

 

では、じゃあ残念なクルマかと言えば、わたしはそう言いたいのではありません。むしろ、積極的に賞賛したい思うFMCです。省燃費は初代登場から5年以上を経た今でも依然として高い水準に位置する中で、その分野では少し足踏みしながら、費やすべき開発費は、走りの改善と安全確保に存分に振り分けられたからです。

昨今、高齢者ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違い、あるいは急発進等の急な動作などが後を絶ちません。調べに対し「覚えていない」「気づいたら突っ込んでいた」等の発言がトレンドのようになっていますが、尊い命が犠牲になることも少なくなく、高齢者ドライバーの免許を強制的に返上させるか、技術革新の進んだクルマしか運転できなくする他無いところまで、喫緊の課題だと感じています。

新型ミラ・イースは、その後者の解決策としての素質を持っています。

ステレオカメラ方式(フロントガラス上部中央に2つのカメラを設置)の「スマアシIII」採用により、衝突警報機能・車線逸脱警報機能・オートハイビームが追加、衝突回避支援ブレーキ機能が対歩行者にも対応しました。また、逆に信号待ちでの発進遅れなどを警告してくれる装置もついています。

また、軽自動車としては初となるコーナーセンサー(フロント2個・リア2個)が装備され、障害物との接近を表示と警告音で知らせるようになりました。

建物等に向けて強くアクセルを踏み込んだ場合は、誤操作と判断してエンジン出力が絞られるなど、まさに昨今の課題に対応したものとなっています。

もちろん、万一の際、エアバックでしっかり乗員保護もされています。

 

こうした装置は重量の増加になりますが、従来型の部品の見直し等で軽量化に成功し、その分、走りのスムーズさも改善されているのだとか。

 

日常生活の足となる軽自動車にとって、本来求められる走る・曲がる・止まる、そして省燃費。これに、現代の社会問題である高齢者事故防止機能を真正面から受け止めた意欲作なのです。ここまですれば値段は上がる、そう思われがちですが、ダイハツはこういうクルマだからこそ普及させたい!と意気込んだ結果、安全装備がついたモデルが90万円ほどから買える価格設定としました。

 

いくら良くても高いのでは高齢者に届きません。安さ追求で悪いのでは意味がありません。自動車を通じて社会貢献すべき会社のスタンスとして、良いもの安くという考え方は、肯定的に捉えられることでしょう。わたしはスズキ自動車のクルマが面白くて好きなのですが、今回のミラ・イースが初代同様、安全装備の拡充に大きな一石を投じるモデルになることを強く期待し、ダイハツの決断を称賛したいと思います。