MASA日記

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乗り物 第23回~スカイラインに70周年はあるか?~

5月9日 火曜日 乗り物第23回

 

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クルマ好きな皆さんに質問です。上の写真のクルマの車種名を答えてください。

 

分かりましたか?やや大型なセダンで、フーガと同じようなライン、そしてインフィニティフェイス・・・よ~く目を凝らすと、ナンバープレートに正解が。「SKYLINE」。

くどいですね、正解は日産自動車の誇る”かつての人気車種”スカイラインです。

 

全長4790mm×全幅1820mm×全高1440mmと、一昔前のセド・グロサイズ。全車ハイブリッドとなり、200GT-t TypeSPの車両本体価格は4,702,320円です。乗り出しは500万円オーバーとなります。決算期2017年3月の登録台数は623台でした。

 

わたしは、このクルマがスカイラインを名乗る必要性を感じないのです。スカイラインというクルマは、日産と合併する前のプリンス時代に誕生しました。その時点で、トヨタや日産のライバル車を上回る60馬力と、最高速度125km/hを謳っており、このクルマの性格が決められていたことが分かります。

プリンスが日産と合併した後も、セドリック-ローレル-ブルーバードといった日産乗用車群とは一線を画した孤高の存在であり、単なる上級車種ではなく、人馬一体となって走ることを追い求めたスポーツセダンとして、長きにわたり君臨してきました。

 

そのため、無駄な贅肉は削ぎ落し、エンジンはブラッシュアップし、デザインは走りを体現し、リアの丸4灯テールランプはスカイラインであることを強力に主張し、他とは違うことをまざまざと見せつけるに十分でした。

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上に並べた写真は、60年続くスカイラインの系譜のごく一部ながら、スカイライン好きに限らず、クルマ好きにはどれも懐かしいものばかりでしょう。

ハコスカ、ケンメリ、鉄仮面、超感覚スカイライン(R32型)など、スカイラインは各世代にいつしか愛称がつけられ、親しまれてきた歴史があります。

レースで活躍するその姿は、速さを求める者の憧れであり、クルマに関心を抱く若者を虜にしてきたのです。バブル期に少年時代だったわたしなどは、やはり16年ぶりのGT-R復活に沸き立ったR32型スカイラインが印象深いです。スープラフェアレディZRX-7NSXGTOといったスポーツカーとも違う、本当に特殊なクルマでした。

 

気づけばあれから25年以上が経ち、スカイライン高齢化社会に突入したのかもしれません。荒々しかったエンジンもハイブリッドとなって省燃費を追求し、硬かった乗り心地はソフトで上品なフィールに舵が取られました。これ見よがしだった丸ランプも廃止になり、あくまで上質なセダンの一つとなったスカイラインは、すっかり影が薄くなった気がします。そうです、スカイラインも定年なのです。

いつまでも若さを求めても、若さでは敵わないのです。若者がクルマに求めるものは、時代とともに変わってしまったのですから。

いっそのこと、定年で退いてはどうかと思うのです。スカイラインの系譜は、ストレートエンジンと丸ランプが廃止されたR34型が、せいぜい最後でしょう。もはやスカイラインが求めるものを、ユーザーが求めなくなった今、スカイラインという名前を冠し続ける必要性を、わたしは感じないのです。

 

スカイラインが、無理に延命しようとするたび、過去の栄光に負の歴史を重ね塗りしているようで、なんだか痛々しささえ覚えてしまいます。

純粋に日本のユーザーニーズを追い求めてきたトヨタ・クラウンなどと違い、北米インフィニティブランドありきで”逆輸入”状態のスカイラインは、その名を続けることにそれほど意味があるように感じられないのです。

 

セドリック/グロリア、ローレル、ブルーバード、シルビア、サニー・・・数々の歴史ある車名が日産の歴史から姿を消していきました。スカイラインもそれで良いと思います。60年、65年、70年・・・。数字だけが独り歩きするのはやめて欲しいです。