MASA日記

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乗り物 第20回~JR四国、赤字路線の収支公表へ~

4月4日 火曜日 乗り物第20回

 

今から7年前、四国に住む知人Aさんが、家族でこちらに遊びに来ました。

新幹線好きなB君(当時7歳)のリクエストに応え、鉄道博物館<大宮>に案内したときのこと。まず彼らが驚いたのは、うちの近所を走る私鉄についてでした。

・電車が10両も繋いでいる!

・10分間隔で電車が来る!

・それなのに、どの電車からも人がいっぱい乗り降りする!

・急行に乗ると、途中駅をいくつも通過して速い!

・都心まで小一時間乗ったのに運賃が安い!

以前書いたと思いますが、わたしが鉄道に興味を持ったのは、都会で働くようになり、通勤電車のダイヤグラムの緻密さに魅せられたからです。

しかしそれも年数を重ねると、感動も忘れていましたが、B君は目をキラキラさせて電車が行き交うのを見、そして乗ってまた感動していました。

彼らが抱いた印象は、他でも無いJR四国との比較により生まれています。

・電車は長くても3両~4両。普段は1両。

・日中、下手すると2時間ほど電車が来ない。

・乗っている人はまばら。

・各駅停車しか無い。

・初乗り運賃から既に高い。

自分の過去の記憶を辿っても、そう言えば単線が大半なところを、バスのような1両編成の、サビだらけの古い電車が、たま~に走っていた・・・かな?程度です。

それは今でも変わらないのだそう。

乗らない⇒儲からない⇒値上げする⇒もっと乗らない⇒運行本数が減る⇒さらに乗らない⇒大赤字になり車両も更新できない・・・

と、まぁ、悪循環の典型が繰り返されているわけです。

 

一方、たとえばJR東日本はどうでしょうか。混雑率が酷い、乗換に時間が掛かると聞けば、私鉄や地下鉄各社と相互乗り入れを行い、あるいは新規路線を開拓し、あるいは混雑率緩和のために過密とも言えるダイヤを組む。こうして利用客の利便性が改善される中で、鉄道事業は安定的に行われています。

また車両も「重量半分・価格半分・寿命半分」といわれた209系など、自社子会社での車両製作を筆頭に、次々に新型を投入しています。国鉄民営化当初、山手線を走っていた205系は完全に転出し、その後を受けたE231系500番台が現在の主流ですが、近い将来、E235系が投入されて同車両に統一されていく予定です。つまり、2020年頃には、民営化当時から数えて3世代目の車両が走るわけです。

JR東日本は、E233系もそうでしたが、投入するとなると、短期間に一挙に投入しますから、それまで使用されていた車両が押し出される形で郊外路線に転出します。

こうして郊外路線の車両も近代化されていくという、良い連鎖があるわけです。

 

JR北海道が特急車両の更新ができないのとは大きな差が生まれています。

 

こうした格差の中、3月27日の各紙で、JR四国が路線ごとの収支状況を公表する方針であると報じられました。既に公表に踏み切っているJR北海道同様に、厳しい経営状況を公表することで、将来的な路線整理や自治体との協議に移行したいのだと思います。

わたしが知るかつてのJR四国の状況に変化が無いならば、ほぼ全線赤字なのではないかと予想します。仮に黒字があったとしても、それは高松を中心とするほんの一握りで、高知や徳島は鉄道で黒字を出すこと自体無理だと思います。とにかく四国はクルマ文化ですから、バスでさえ経営が厳しい状況。

 

4月1日で発足30周年を迎えたJR各社にあって、JR四国が公表する路線収支。地方の公共交通政策をどう維持するのか、展開が気になります。