4月3日 月曜日 歌謡曲第21回
こんばんは。今日から新生活という方も多いと思います。初日は何かと緊張したり、バタバタしているうちにあっという間に時間が過ぎますよね。
そんな疲れた心身を癒してくれそうな歌謡曲、今夜はコチラです。
「めだかの兄妹」(1982年12月21日発売 作詞/荒木とよひさ、作曲/三木たかし、歌/わらべ)
萩本欽一さんの「欽ちゃんのどこまでやるの!?」でお馴染みでしたね~。わらべ(高部知子・倉沢淳美・高橋真美)が歌う、ゆる~い系の楽曲です。
新時代の童謡というコンセプトで作られただけあり、まだ小学校低学年だったわたしもテレビ前で振付を踊っていたものです。
驚くのは、その作詞作曲が、歌謡曲のヒットメーカーである荒木とよひさ・三木たかしという両氏の手によるものだということ。わらべの前作「もしも明日が」もこの二人による作品であり、今で言うバラエティ番組の中で歌われる歌にしちゃ、かなり本格的な曲に仕上がっていますね。
また童謡というジャンルにも拘わらず、レコード販売枚数88万枚という大ヒットとなったため、当時存在した物品税の対象か否かも議論されました。結果、童謡(非課税)ではなく歌謡曲(課税)と判断されたそうですが、制作陣の顔ぶれを見てもそうでしょうね。この曲発売の翌1983年に高部知子が大人の事件で脱退しており、これが動揺だと言っていたのが、なんだか皮肉に聞こえます。
でも曲は、春らしいほのぼのしたもの。疲れたときに聞いてみてはいかがでしょうか。