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MASA日記

働き方、お金のこと、趣味のこと、ニュースなど、徒然なるままに書いています

保険 第11回~個人賠償責任保険②~

3月22日 水曜日 個人賠償責任保険②

 

こんばんは。前回(3月8日)に、個人賠償責任保険①として、補償を受けられる人の範囲、そして補償の対象となる事故の概略をお話しました。

今夜は、逆に免責となる(つまり補償されない)事故形態の代表的な例と、補償額についての話を書きたいと思いますので、よろしければお付き合いください。

 

3 補償されない代表的な事故例は?

①故意による事故

これは損害保険、生命保険問わず、”わざと”事故を起こす行為は対象になりませんし、保険金詐欺という言葉にあるように、犯罪ですので対象外です。

②同居の親族に対する賠償

同居の親族間で賠償する事故は対象になりません。これも①を誘発しやすいからです。

③自動車、航空機、船舶、車両等の所有・使用・管理に起因する事故

①②のように、わざと事故を起こして保険を騙し取る危険性を回避するのとは異なり、この条項は他保険との棲み分けです。たとえば自動車で起こす事故は自動車保険といった具合に、リスクが高いジャンルは別保険としているので、補償範囲を分けています。

④所有、使用、管理する他人の財物について、正当な権利者に対する賠償

なかなか理解しづらいかもしれませんが、管理下財物事故と言われるものです。他人の物を一時的に借りているようなケース。管理する時間が長ければ、事故発生のリスクも高まります。偶発的に起きる事故でも、そのリスクの高さゆえ、免責としています。

なお、最近では、一定額を自己負担することで、管理下財物事故を補償する保険も増えてきていますので、ご検討の際はよく確認してみてください。

 

※ゴルフカートの事故でたまにご質問を受けます。ゴルファー保険は、元来、個人賠償責任保険を基礎にしていますので、質問に接する機会が増えます。ゴルフカートも人力によらない点で、車両と言えます(③)。しかし、ゴルフカートは車両から除かれている約款が大半です。したがって、ゴルフカート運転中に、人とぶつかりケガをさせてしまったケースなどは、補償対象となります。但し、気を付けていただきたいのは、たとえばゴルフカートの操作を誤り横転し、同乗者がケガした他、ゴルフカートも破損したようなケース。”起因して”発生した同乗者のケガは、③の例外として補償されますが、ゴルフ場からの借りものであるゴルフカートの損害は補償されません。管理下にある中で、その財物について発生した事故だからです(④)。

 

4 いくらまで補償されるの?

まず、損害保険全般(除く 傷害保険等)について言えることは、損害に対する補償なので、一つの事故に対する補償のためにいくつ保険に入ったとしても、支払われる額は同じになるということです。この点は生命保険などと大きく違います。

そして、仮に一つの事故を補償する保険がいくつもあった場合は、それぞれ独立して支払える限度額を算出し、その額の比率に応じて分担することになります。

賠償しなければならない金額が大きいケース(例えば、自転車事故で約1億円という事故例が話題になりましたね)では、限度額を超過することもあります。そうした場合、金額が大きい保険の方が当然ながら意味があるわけです。逆に言えば、個人賠償責任保険はいくつも入る必要は無く、補償額が高いものに1つ入れば足ります。

では、今ある個人賠償責任保険の限度額、高いものはいくら?と聞かれれば、実は「無制限」という個人賠償責任保険が登場しています。従前の損害保険概念から見れば異常だと思いますが、3メガ損保(損保ジャパン日本興亜東京海上日動三井住友海上)の自動車保険に付帯されている個人賠償責任保険は、無制限なのです(ご契約により異なる場合がありますので、必ず代理店さん等に確認してから加入してください)。

 

補償額が青天井で、示談代行までしてくれ(してくれない保険もあります)、訴訟になった費用も支払われ、別居の未婚の子なども補償対象に入り、日常生活や家の所有等に起因した幅広い事故まで補われる個人賠償責任保険、保険料もとても安いので、補償限度額が高いものに一つだけ加入しておいてください。