MASA日記

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乗り物 第12回~交通事故に思う~

1月26日木曜日です。

 

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こちらの3枚の画像。先週19日、正午前の東京・中野駅北口付近です。

わたしは仕事で中野駅に降りたのですが、駅北口は大きく規制されていました。原因は、個人タクシーが北口ガード下の歩道に乗り上げ、信号機に衝突した交通事故です。運転手と歩道にいた歩行者の2名が負傷しましたが、幸い死者は出なかったそうです。テレビのニュースなどでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。

3枚目の写真にあるとおり、中野駅北口は人の往来も多く、わたしも何度か事故があった横断歩道で信号待ちをしたこともあるだけに、正直、恐ろしい気持ちになりました。

 

この運転手は50代ということで、いわゆる高齢ドライバーではありませんが、それでもあらゆる面で高齢に向かって老いを始めている時期です。何が原因となった事故かは分かりませんが、わたしが懸念しているのは、車の性能です。

 

事故の該当車種はトヨタ・初代マークXです。

マークXと言えば、マークⅡ、さらに遡ればコロナ・マークⅡの系譜を持つ、正統派のセダンです。高度経済成長期を経たご年配の方々には、クラウンは無理でもカローラやコロナじゃなく、白いマークⅡに憧れた方も多かったはずです。なにせ、バブル期にはマークⅡ・チェイサー・クレスタという3兄弟を構成し、驚異的な販売台数を誇った時代もあったわけですから、今でも憧れを持つ高齢者がいると思います。

 

そんなマークⅡの血を受け継ぐマークXも現行型で2代目、一説には次期型カムリに吸収されてブランド消滅するという情報もあり、かつて隆盛を極めた時期を知るわたしとしては隔世の感が否めませんが、現在はまだ現役車種です。

この2代目マークX、3.5Lの場合、318馬力もあるのだそうです。このところ長期に不振が続くセダン市場、そしてスポーツカー市場。トヨタに限った話ではありませんが、”若い人に振り向いて欲しい”という”オジサン的な”発想の車が見受けられます。やたらと威圧的なデザインを採用し、日常生活にとって無駄な馬力を発するハイスペックな車が。高校卒業したらいち早く免許を取り、彼女を乗せ、直線をかっ飛ばす、ゼロヨンでは隣の車に負けない、峠道ではリアを上手に滑らせながらスイスイ登る・・・こんな時代の若者を現代に求めているかのような時代錯誤な車を提案しているケースが。

 

もちろん、こうした車になびく若者がいないとは言いませんが、車に使うお金があるなら貯金やスマホや遊びに使いたい。車を持つなら、維持費が安くて燃費も良くて、それでいて大勢が一度に乗れる。できればカーシェアでもいい、という若者が多いです。

となると、ハイスペックな車に投資する(できる)のは、かつて憧れを持っていた高齢な、あるいはそれに準じる方々です。

今、高齢者のハンドル操作、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故などが多発しています。300馬力オーバーの車で、思い切り吹かしたらどうなるか・・・。

かつて自主規制だった280馬力でも十分なパワーでした。購入するであろう層と、その層で起きている現実と、そこに向けられた(あるいは向けられるはずの)車の能力が不一致なのではないか、とわたしは思うのです。

 

高齢者が安心して乗ることができ、万一の誤操作があっても大事に至らない、安全で安心で安価な車が理想なのではないでしょうか。

この事故を目の当たりにし、のんびり信号待ちもできないと思いました。