MASA日記

働き方、お金のこと、趣味のこと、ニュースなど、徒然なるままに書いています

働き方

12月18日、日曜日の朝です。

 

日曜日択一テーマ「働き方」についてです。

 

わたしは今月初め、京阪神地域を仕事で訪れました。そこで、大学卒業以来となる友人と、実に約20年ぶりとなる再会を果たしました。

わたしの年代で関西圏にお住まいだった方にはお馴染みだと思いますが、CMで有名だった”萩家整形”の目印となった”泉の広場”で待ち合わせていると、少し白髪が増えて体格も良くなった彼が足早にやってきました。

 

卒業後にメガバンクに就職し、都内の店舗に配属されたのは知っていましたが、その後は東京や神戸を経て、現在では大阪市内で勤務しているそう。差し出された名刺には、立派な肩書が書かれていたので、さぞ出世しているのだと思ったのですが、実は企業で言うところの「平社員」でした。銀行では、立派な肩書に見えて実は平社員という肩書がたくさんあるのだとか、たしかに取引先で出す名刺に、何かしら入っていた方が箔がつくのは確かでしょうね。

 

それにしても、氷河期の時代に旧帝大の経済学部を卒業して15年以上、東京、神戸、大阪といった主要都市を歴任した彼が、なぜ平社員なのか?と思っていたところ、彼自身が話してくれました。東京→神戸と順調にキャリアを重ねた彼が、2度目となる都内の店舗に配属されたときのこと。パワハラ上司として有名な上司に当たり、無理難題を課され、大勢の前で叱責される、挙句の果てに、”辞めるか、この最前線の職場から外れるか”という二者択一を迫られたのですが、既に妻子を持っていた彼には一択しか無く、”最前線を外れる”道を選び部内異動となったのだそうです。以降、現在の大阪市内でも”敗者”として、仕事量の少ない部門で働く彼が「そんなに怒られへんし、家族との時間もあるからええけどなぁ・・・」と力無く笑ったのが、どこか寂しく感じました。

 

当事者の一方の言い分しか聞いていないので事実は分かりませんし、実際、メガバンクで上り詰めるには相応の力と評価が無ければならず、並大抵の努力ではダメだというのは事実だと思います。わたしも金融業界に身を置く人間として、やはりメガバンクの上位にいる人材の総合的能力の高さはズバ抜けていると感じます。

 

ただ一方で、友人の彼のように、30代や40代前半で、既に残りの行員人生の行く末が見えてしまっている人も少なくないというのは、あまりに悲しい現実です。”家族がいるから辞められない”という、ただそれだけの理由で何十年も働かなくてはいけないのは、苦痛でしか無いでしょう。せっかくの能力を持った人材が埋もれているのではないか?そう思ってしまうのです。わたしは業界は違えど、採用人事権を持つ立場にあり、なんとか彼や彼と同様の境遇にある人財を再生できないか、思案中です。

これから年末、そして3月は年度変わり。クローズドな世界で悶々としている方の力になれないか、外部からの情報提供を行っていきたいと感じました。