MASA日記

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スポーツ 第6回~水泳の飛び込み~

11月23日、勤労感謝の日です。祝日の今日ですが、わたしは朝から仕事です。勤労できることに幸せを感じつつ頑張ります。

 

さて、水曜日テーマの「スポーツ」ですが、今日は季節外れの水泳を取り上げます。

なぜこの時期に?と疑問に思われるかもしれませんが、今問題となっているからです。

 

水泳の大会などを見ると、背泳以外の種目では、飛び込み台から飛び込むのが一般的です。角度をつけ、勢いをつけることで、スタートの速さを高めるためです。

わたしも幼少期にスイミングクラブで水泳を習っていましたが、”その方が速く泳げるし、カッコいい”と思っていました。しかし、学校現場での指導要領では、小学校中学校では飛び込みを指導しないことになっており、高校では段階的に教えるのだそうです。

 

”速く泳げるなら良いのでは?”とわたしは思ったのですが、実は重大な事故が多発しており、高校の体育授業の現場で問題となっているのです。たとえば、都内の某高校で、プールサイドから1m離れた場所に立った体育教師が、飛び込みの目安として水面から高さ1mにデッキブラシの柄を横に差し出し、それを超えて飛び込むよう指導していました。ところが、このプールは水深1.1mと浅く、そのブラシを超えて飛び込んだ男子高校生がプールの底で頭部を打ちつけて首を骨折する事故がありました。

飛び込み台の角度に沿って入水角を斜めにすれば水の抵抗も少ないでしょうが、1m先のデッキブラシを超えるには、イメージとしては上方に飛び上がって、水面に入るので、結果的に水面に対する入水角は大きくなります。さらに水深が浅いプールならば、今時の高校生の体格によっては、今回のような事故が生じ得るわけです。

 

こうした事故に詳しい専門家・内田良氏(名古屋大学大学院・准教授)によれば、過去32年間で172件の障害事故(うち、実に154件が頭部・頸部損傷)だそうで、平均すれば年5件以上、こうした危険な事故が高校の教育現場で起きていることになります。

当然、頭部や頸部は人間にとって非常に重要な部分であり、その損傷は重大な障害を招きかねないことは誰もが知るところでしょう。

 

そのような事実を踏まえ、衆議院文部科学委員会で質問に立った民進党初鹿明博議員からの要請に対し、松野博一文部科学大臣が「今後、各高等学校の実施状況や課題について教育委員会から聴取をするとともに、水泳指導の有識者の意見も伺いながら、検討して参ります。」と答弁し、指導の禁止も含め検討作業に入ることを示唆しました。

 

ちなみに、スポーツ庁文部科学省の外局ですが、その長官である鈴木大地氏は背泳のメダリストです。水泳に関してのプロフェッショナルですから、その分野の専門家も集め、是非文部科学省においてしっかり議論されることが望ましいと思います。