MASA日記

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乗り物 第5回~自動車の在り方を考える~

11月3日、文化の日の木曜日です。

曜日テーマ「乗り物」、第5回の今日は自動車の在り方について。

わたしは、改造等には興味ありませんが、いわゆる自動車好きな類に入る人間です。思春期の頃にバブル絶頂期を迎え、”世界初””日本初”といった言葉が雑誌やカタログを埋めた時代で、魅力的なモデルが続々と登場したものでした。

今なお人気のR32型スカイラインや、デザインも斬新だった本格派スポーツの初代NSX、海外で高級ブランド・レクサスの存在を知らしめた初代セルシオ(レクサスLS400)、若者のデートカーの定番だった2代目ソアラやS13型シルビアなど、車を所有する喜びを満たしてくれる車が溢れていた時代でした。

バブルが崩壊すると、家族とともに過ごすプライベートな時間を満たしてくれるミニバンやSUVなどが台頭し、ステータスばかり強調するセダンは下降線の一途を辿ります。さらに不景気が続くと、燃費に優れた車としてハイブリッドが脚光を浴びる一方、排ガス問題や燃費の観点でスポーツカーが姿を消しました。そして、広さと維持費、燃費を満たす軽自動車やコンパクトカーにシフトしていったのです。

最近ではアベノミクスによる景気持ち直しから、バブル期に準じた感性でセダンやスポーツも復権傾向にありますが、長い不況時代を経験した日本では、かつてのような手放しでの車への傾注は薄れ、必要性に軸足を置きつつ、少し所有する喜びも満たしてくれる車が出てきている気がします。

そんな中で、最近では”自動運転”や”ハイビーム論争”など、安全にまつわる車の話題が多く取り上げられています。それもそのはずで、高齢者による運転操作の誤りに起因する事故、危険ドラッグや飲酒による制御不能状態での事故、スマホやゲームに集中しての事故等、もはや車が凶器と化した事故が後を絶たないからです。人為的なミスで回避できないのであれば、技術で回避するしかない、ということですね。

しかし、一方ではわたしには不思議な状況も進行しています。たとえば高速道路の上限速度を120km/hに引き上げるという社会実験が、静岡県と岩手県で行われます。”制限速度を超過して走っている実態に合わせる”ことで規制の実効性が高まるというのが理由だそうですが、”制限速度を超過して走っている”ことを追認して良いのでしょうか。速度が上がれば求められる判断のスピードも上がるわけで、高齢化社会や無謀な運転をする人がいる現状にも関わらず、それを認めることに個人的には違和感を覚えます。しかも、大型トラック等の制限速度は従来のままですから、車両による速度差が大きくなり、より危険な状態が生まれやすいと思うのですが。

メーカーも然りで、安全対策装置に熱が入る一方で、スーパーマシンとでも呼びたくなるような500psだのという高馬力の車を熱心に送り出しています。若者が車に関心を持たなくなり、よりホットなモデルで呼び戻す作戦でしょうか。しかし、若者が車に関心が無い上に、そうした高額なモデルは手にできないわけですから、それを手にするのはかつてのバブル期の夢を諦めないオジサン世代以上でしょう。

わたしは最高速度は180km/h不要と考えますし、馬力もかつての自主規制値280psも不要だと考えています。日常生活でそれをフルに使い切る場所も必要性も無いからです。これだけ悲惨な交通事故が続く中で、こうした行政やメーカーの動きが理解できません。わたしが”時代遅れ”なのかもしれませんが、いずれにせよ、喫緊の課題である高齢化時代のモータリゼーションの在り方を考える必要があると思います。

そして、無謀な運転には、”殺人罪”適用も視野に入れるべきだと考えます。