MASA日記

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歌謡曲 第4回~ハルジョオン・ヒメジョオン~

今日から11月に入り、今年も残り2か月となりました。11月1日火曜日の夜です。

 

曜日テーマ「歌謡曲」、今夜はこちらです。

ハルジョオンヒメジョオン」(1978年3月5日発売 作詞・作曲・歌/松任谷由実

 

松任谷由実ユーミン)通算10枚目のシングルであり、アルバム「紅雀」にも収録されています。オリコンでは週間80位が最高で、おそらくこの曲の存在自体、あまり知らないという方も多いのではないでしょうか。

 

わたし自身も、発売された当時はまだ幼児でしたし、高校生になるまで聞いたことさえない曲でした。そんなある日、ユーミンの特集を見たのがきっかけで知りました。

 

彼女は、1972年に荒井由実としてデビューするも、今では取り上げられることも多い「返事はいらない」「やさしさに包まれたなら」「ひこうき雲(B面)」「ルージュの伝言」などはヒットに至らなかった中で、1975年10月5日発売の「あの日にかえりたい」がオリコン週間1位、1976年度オリコン第10位を獲得するなど、注目を浴びます。

しかし1976年に松任谷正隆氏と結婚、専業主婦になりきれない中で、松任谷由実として芸能活動を行うことになります。

 

「あの日にかえりたい」や、ハイファイセットへの提供曲「卒業写真」、そして結婚後の作品であるこの「ハルジョオンヒメジョオン」と、時代が流れていく中での人の変化について歌っています。「あの日にかえりたい」では、「青春の後ろ姿を 人は皆忘れてしまう あの頃のわたしに戻って あなたに会いたい」、「卒業写真」では「通った道さえ今はもう 電車から見るだけ」「あの頃の生き方を あなたは忘れないで」と、”あなた”も”わたし”も変化している状況です。一方で、「ハルジョオンヒメジョオン」では「わたしだけが変わり みんなそのまま」と、状況に変化があります。

勝手な推測ですが、荒井由実という時代が、結婚を機に松任谷由実という時代に変わったことの心境が、少なからず作品に反映しているのかな、なんて思っています。

「川向こうの街から 宵闇が来る」と、避けられない、迫りくるものがあるような歌い出しから、情景を描き上げるユーミンはさすがだな、と感じます。

残念ながらヒットとは言えませんが、なんだか自分の立ち位置が分からないとか、周囲も含めて変化が起こりそうなときに、ふとぼんやり夕闇を見つめて聞きたい曲の一つです。