読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

MASA日記

働き方、お金のこと、趣味のこと、ニュースなど、徒然なるままに書いています

乗り物 第4回~鉄道ホーム事故について考える~

10月27日、木曜日の夜を迎えました。曜日テーマ「乗り物」について、今日は鉄道のホーム事故について考えます。

 

わたしも毎日通勤で鉄道を利用しますが、最近では当該路線以外の運行状況も、駅や車内液晶で随時表示されるようになっています。2日に1度くらいは、「人身事故のため」という表示を見て、「またか」と思っているような感覚があります。

人身事故の発生場所は、大きく分けて「ホーム上またはホームより転落」と「踏切等からの線路内立入」があると思います。国土交通省のデータによれば、平成26年度の人身事故発生件数449件のうち

◆ホーム上またはホームより転落して接触 227件(50.6%)

◇踏切等からの線路内立入による接触   207件(46.1%)

となっており、ホーム上またはホームより転落しての接触が過半数を占めています。

つまり、仮にホームドアが全駅に設置され、ホームの端を歩行中の接触やホームからの転落が完全に防げるとすれば、計算上、人身事故の半数は回避できることになります。

 

ひとたび人身事故が発生し、他社線への振替輸送ともなれば、車両の修理に加えて営業損失も発生しますから、鉄道会社が被る損害は莫大なものになります。自殺によるケース等、本来は遺族に損害賠償請求可能なケースであっても、遺族心情に配慮して回収できないケースが大半と言って良いでしょう。

そうした損害を回避するために、鉄道会社も様々な手立てを講じています。

たとえば、待合用の椅子を線路に平行に設置するというもの。関西の私鉄が先陣を切ったのですが、首都圏でも見掛けるようになりました。接近する電車に、酔った状態で近づくことを想定すれば、以前のように垂直に設置するとそのまま線路への転落や電車への接触の危険性が高いですが、平行にすることで少しは危険が少なくなるでしょう。

しかし、やはりホームドアが採り得る最善策でしょうが問題もあります。

たとえば、東京都心西側を通り、埼玉県と神奈川県を結ぶべく、東武東上線西武池袋線・地下鉄副都心線東急東横線・東急みなとみらい線が相互乗り入れしています。

少なくとも、東武鉄道西武鉄道東京メトロ東急電鉄の各社の車両は異なりますので、画一的なホームドアを設置すると、ドアの位置の違いに対応できません。

そうした事情に加え、設置費用も掛かるため、鉄道会社も全駅設置に至らないのが実情です。しかし、京浜急行が一つの解決策を見つけたかもしれません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161024-00010004-norimono-bus_all&p=2

三菱重工との共同開発、その名も「どこでもドア」。そう、ドラえもんでお馴染みの名称ですが、2ドア、3ドア、4ドアの車両に対応する上、列車の開閉動作に呼応してホームドアが車両を検知・認識して必要な分を開閉するという優れものだそうです。

 

既に京浜急行以外の鉄道会社からも問い合わせがあるようですから、多数導入されることによりコストが下がることになります。そうすれば、より多くの駅へのホームドア設置も可能になるかもしれません。

 

現在、ホームドアは1日の利用客数10万人以上の駅に設置するという一つの指針があるようですが、わたしはそれに加え、速達性の高い電車が通過する駅にも設置すべきだと考えています。自殺を図る場合、減速しない電車に飛び込んだ方が確度が高いからです。より多くの会社・多くの駅に、こうしたホームドアが設置されることを望みます。

 

また、それでも発生してしまった鉄道事故について、鉄道会社の経済負担をリスクヘッジできる保険を、東京海上日動火災保険が開発したというニュースもありました。

 

少しでもこうした不幸な事故が減らせるよう、様々な取組が続いているようです。