MASA日記

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乗り物 第2回~トヨタカローラ~

10月13日木曜日の夜です。

今回は、トヨタの代表車種であるカローラを取り上げます。偶然ですが、Yahooのバナーに50周年記念の広告を見つけたのが、テーマ選択の理由です。

 

まず、簡単にカローラという車はどういう車なのか、車好きでない方でも名前くらいはお聞きになったことがあると思いますが、簡単に触れておきます。トヨタ自動車が1966年から製造・販売している乗用車で、現行型が11代目となります。その小型でシンプルなデザインが日本の様々な用途にマッチし、家庭用はもちろん、他社に出向く際に控えめに映るよう商用にもマッチし、幅広いシーンで活躍しました。また、ボディバリエーションも豊富で、かつて兄弟車として名を連ねた「スプリンター」もカローラ派生ですし、今や名車扱いとなった「ハチロク」を生んだ「レビン」というライトスポーツもありました。商用メインのバン、アウトドア派のワゴン(CMでは「カロゴン」なんて名前もつけられていました)、低車高全盛期には「セレス」、現在ではワゴンの流れを汲む「フィールダー」など、その他にも時代や用途に応じたバリエーション展開を広げてきたのです。また、北米や欧米など、全世界でも販売されるワールドカーでもあります。

 

こうしてカローラは、トヨタを代表する車種となり、1969年~2001年の実に33年もの間、車名別の年間販売台数で首位を獲得し続けたわけです。もっとも、純粋なカローラ(現在で言うセダン型の「カローラアクシオ」)のみならず、上記の様々なボディタイプを含めた台数ですから、”そうまでして首位にこだわるの?”と冷ややかに見る向きも少なくなかったことは事実です。しかし、それを差し引いたとしても、50年目を迎えた今もなお、街中で活躍していることは大したものと言えるでしょう。

 

さて、そんな「カローラ」ですが、最近、雑誌で気になる記事を読みました。次期型カローラは、北米版と日本版を共通とし、これにより日本版「カローラ」は3ナンバーに拡大されることになるのだそう。また、大型化するカローラに吸収される形で、「アリオン/プレミオ」「マークX」(かつての「カリーナ/コロナ」「マークⅡ」)は消滅する見込だとも報じられました。

 

先程の「カローラ」という車の紹介で書きましたが、これまで基本的に「小型」乗用車として5ナンバーを維持し、狭い国内の道路環境に適したサイズを保っていました。また、高齢な方や日頃運転をしない方にも取り回しやすいよう、四隅の視認性に優れ、見切りも良いデザインとなっていました。こうしたトヨタの”カローラはこうですよ”という味付けが、その時代に応じたアレンジを加えつつも、基本は変えずにきた点で評価されたからこそ、先に述べたような快進撃を続けてきたわけです。

 

ご存知のとおり、日本では若者の車離れが叫ばれ、高齢者ドライバーによる事故の発生が懸念されるなど、かつて想像されなかった状況が生まれています。

むしろ、今こそ「カローラ」は小型をしっかり維持し、事故防止機能を徹底するなど、高齢化するドライバーのニーズにしっかり応えるべきではないでしょうか。

 

最近のトヨタは、やたらフロントグリルを大型化し、キーンルックスピンドルグリルなど、あくの強いデザインを好む傾向にあります。しかし、高齢者に3ナンバーでアクの強い「カローラ」が本当に必要なのでしょうか。それこそ、トヨタは莫大な経常利益を誇る優良企業です。そうであるならば、より細かなニーズにもきちんと対応するクルマ作りこそ大切なのではないか、と思ってしまいます(資金力が無いメーカーには無理ですが、トヨタのような巨大企業の自動車メーカーの果たすべき役割だとさえ思います)。合理化のために北米版と同一化し、その結果論として国内の車種整理で上位種までも取り込むのは、極めて乱暴なやり方だと感じました。

 

トヨタという自動車メーカーは、創業家である豊田社長が現在はトップに立っています。ライバル社の日産自動車は、かつての伝統ある車名をかなぐり捨ててしまいましたが、伝統は一朝一夕に築き上げることはできないので、どうか車名から来る車の持ち味や性格を損なうことの無いよう、モデルを重ねて行って欲しいものです。