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MASA日記

働き方、お金のこと、趣味のこと、ニュースなど、徒然なるままに書いています

保険 第1回~生命保険と損害保険~

10月3日月曜日です。今日は保険シリーズの第1回目をお届けします。

タイトルにも書きましたが、「生命保険」と「損害保険」、同じ「保険」という商品でありながら、どこが違うのでしょうか?今後、就職活動で保険業界を目指す方、なんとなく保険についてよく分からないという方、違いはいくつもありますが、基本的な部分をお伝えしますので、ご参考になさってみてください。

 

①「人」と「物」

一番オーソドックスな分類をすれば、生命保険は「人」を対象とし、損害保険は「物」を対象とする(厳密に言えば、していた)保険です。

生命保険は、定期保険や終身保険といった死亡を保険事故とする保険が基本です。これに対して、損害保険は、自動車保険や火災保険など、その物の価値やこれに付随した物を保険事故としています。

では、なぜ「厳密に言えば、していた」と書いたかと言うと、現在は相乗りしている分野もあるからです。いわゆる「第三分野」の保険(第一分野=生命保険、第二分野=損害保険)で、死亡に至らない人体に生じる疾病や傷害を保険事故としています。

 

②「保障」と「補償」

これも大きな違いです。

いずれも「ほしょう」と読むのですが、前者(保障)は生命保険に用い、後者(補償)は損害保険に用います。言葉の意味としては、「保障」は害の無いよう保護を与えることであり、「補償」は損失や損害を補うことです。

生命保険では、○○さんが亡くなった場合はいくら支払う、という予めの定めがなされていますが、損害保険では上限額があったとしても、実際に事故が起きてから損害額を決めて、その損害額について穴埋めすることになります。

たとえば、生命保険の「家計保障」は生活費を毎月いくら支払うという取り決めの上で契約が成り立つのに対し、損害保険の「所得補償」では事故により失われた損害を直近の収入から割り出し、その実額を補償していきます。生損保で類似している商品でも、「保障」と「補償」の違いがきちんと表れています。

 

③「when」と「if」

保険加入にあたって説明を受けると、「万一のために」という言葉をよく耳にします。

これ、「万一」に備える意味では生命保険・損害保険同じなのですが、これを英語に置き換えるとまったく違います。

既述のとおり、生命保険の基本は、人の死亡を保険事故とします。現在の常識では、人はいつか必ず亡くなります。したがって、発生確率は100%です。「万一」というのは予期しない”時期”に備えるという意味であって、英語の”when”を念頭に備えをする保険です。

一方、損害保険の場合、たとえば自動車事故や火災事故は、何度も経験する人もいれば、一度も経験しないまま終える人もいるでしょう。つまり、「万一」というのは予期しない”可能性”に備えるという意味であって、英語の”if”を念頭に備えをする保険です。

 

他にも細々と違いはありますが、大きなポイントだけでも全然違うということがお分かりいただけましたでしょうか?

「保険」と一口に言っても、生命保険と損害保険では、似て非なるものなのです。