MASA日記

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★500アクセス記念★ 地震保険総まとめ

7月16日土曜日です、3連休初日皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

このブログも開始約2か月で500アクセス目前まできましたので、アクセス解析で上位にランキングしたネタを今一度纏めておきたいと思います。一番アクセスしていただいたのは「地震保険」に関するネタでした。今年は熊本地震もありましたし、東日本大震災以降、地震保険の注目度は高まっています。

 

1 地震保険は単独では入れない

地震保険は、火災保険の特約、あるいは火災保険のパッケージとして組み込まれるものです。地震保険単体で加入することはできません。また、この絡みから、地震保険の保険金額は以下の決まりがあります。

・建物:火災保険の建物保険金額の30%~50%、かつ5,000万円限度

・家財:火災保険の家財保険金額の30%~50%、かつ1,000万円限度

 

2 地震保険は政府と損保の共同運営

一般的な損害保険は、損保各社が自由競争の中で商品を販売し、事故発生時に各社の基準で調査を行って保険金を支払っています。

しかし、日本は地震大国ですから、国を中心とした金銭的な備えが必要でした。そこで地震保険は、政府が中心となり、その販売窓口を損保各社が担うという特徴があります。つまりどの損保で加入しても差が無い保険なのです。

そこから導かれる地震保険の特徴として、”共同調査”が成り立ちます。広範囲に甚大な被害があり、交通アクセスも寸断される中で、各地に点在する自社の契約者を巡るより、地域を区切り、担当損保を決めて集中的に調査を行う方が効率的です。それは、各社共通の地震保険だからこそ可能になる調査方法です。

また、サジ加減で調査結果が変わることも基本的にはありません。損保各社は、契約者に保険金を支払後、国に対して再保険の請求をしますので、調査結果に問題があると何かと不都合が生じるからです。

 

3 判定は4段階

さて、調査員が行う”簡易調査”により導かれた結果は、無責有責かが決まります。

・無責:保険金は支払われません

・有責:保険金が支払われます

有責と判断された場合は、その中で3段階のランク分けが行われます。

全損地震保険金額×100%

半損地震保険金額×50%

一部損地震保険金額×5%

但し、全損半損、半損と一部損で認定される割合が大きく異なることから、認定で不満が生じることが多くありました。そこで、今年秋頃からは半損を2分類し、その差が縮まる見込です。(個人的には、どこまで分類しても差が生じるので、不満は解消せず、むしろ地震保険に求められる迅速性が失われないか心配ですが)。

ちなみに、全損と半損の境目、半損と一部損の境目等、微妙な場合は二次査定という調査があり、より詳細なチェックが定められています。境目に該当した場合は調査員に二次査定結果を確認してください。

なお、同じ建物の損害判定でも、行政では”大規模半壊”、地震保険では”一部損”という結果になった例が多々あります。当然、表現から受ける違いから、地震保険の判定に不満が出ることがありましたが、確認する箇所も、判定基準も異なるので、行政判定と地震保険の結論は異なるということを知ってください。

 

4 調査員は鑑定人が中心

地震が発生したときに調査に来るのは誰か、という疑問についてです。

一般的にあまり聞き慣れないかもしれませんが、損害保険登録鑑定人(以下、鑑定人)という職種の方々です。建築や機械、電気にも知識が深い上、損害保険も知識を有するので、地震事故に限らず、火災保険や賠償保険の事故でも調査に協力します。

しかし、地震保険では広範囲かつ甚大な損害がある中、鑑定人だけでは調査が行きわたらないことから、建築士、リサーチ調査員、損保社員など、幅広く動員されてチームで調査に当たることになります。

 

5 分譲マンションの区分所有戸室にも保険は必要

賃貸マンションの場合は、室内の家財のみ保険があれば足ります。

しかし、分譲マンションの場合は、マンション全体に地震保険が掛かっていればその判定(通称、一棟認定と言います)に従いますが、仮に戸室の所有権者が個別に地震保険に加入していた場合、マンション全体か戸室のいずれかの高い方の認定が適用されます。例えば、一棟認定では一部損と判断された場合でも、当該戸室が半損ならば、半損判定となり、半損の保険金を受け取ることができるわけです。

もちろん、マンションには共同所有部分もありますから、全体に地震保険を掛ける必要があると思いますが、各所有者としても、各戸室の損害に応じた判定の結果の方が受け入れやすいと思います。

 

6 まとめ

地震保険への関心が高まっていることはアンケートにも表れています。地震保険は、復旧復興の第一歩の足掛かりであり、完全な復元に必要な金額には遠いかもしれません。しかし、地震保険に入っていて良かった、という声がたくさんあったことも事実です。日本はどこでも巨大地震が発生するリスクがあると言われていますので、”入っておけば良かった”とならないよう、未加入の方は検討されてみてはいかがでしょうか。