MASA日記

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地震保険あれこれ

今日2度目の投稿となります。

 

実はわたしの初投稿をご覧いただいた方から、ご質問を頂戴しました。地震保険のことについていくつか知っておきたいそうなので、こちらにも共有しておこうと思います。

 

①建物の損害調査、具体的にどこを見ていますか?

先日の投稿にも書きましたが、地震被害の場合、あくまで広範囲に及ぶこと、被害が甚大であることなどから、調査の簡素化が求められます。

と言っても、手抜きをするわけではなく、”建物としての基本的な機能にどれだけの損害が及んだか”という視点から、「主要構造部」に発生した被害を計算して認定します。

例えば在来軸組工法木造家屋の場合、軸組・屋根・基礎・外壁の4か所を調査します。その他の箇所にいくら損傷があっても、簡易調査では認定対象としません。

 

②認定段階の両方にまたがりそうな場合、どうするのですか?

地震保険、建物を例にとってみると、認定段階ごとの支払割合は以下のとおりです。

全損=地震保険金額×100%

半損=地震保険金額×50%

一部損=地震保険金額×5%

したがって、全損になるか半損になるか、半損になるか一部損になるかでは、天と地の差が生じる可能性もあり、保険契約者にとっては非常に関心が高い問題だと思います。そこで重要になるのが”どの認定段階に決まるのか”ということです。①で述べた「主要構造部」に生じた損害程度について見ると、

全損=主要構造部の損害が建物の時価の50%以上

半損=主要構造部の損害が建物の時価の20%以上50%未満

一部損=主要構造部の損害が建物の時価の3%以上20%未満

とされています。ご質問は、たとえば19%のように、一部損と半損のギリギリになった場合に、上げてもらえないのか?という趣旨でした。

結論的には調査結果どおりにしかならないのですが、あくまで簡易査定ですので、きわどい数値が出た場合は、二次査定が行われることになっています。認定結果については協定(保険会社の提示を契約者が受け入れるかどうか)という作業がありますので、そのようなケースに出くわした場合は、調査員に詳細を確認してみてください。

 

③家財の地震保険で注意することはありますか?

家財についても、建物同様に簡易査定を行います。

よく、地震で食器棚からグラスやお皿がたくさん落ちて何十個も割れた、という被害報告がなされます。が、地震保険においては、それほど重要ではありません。

むしろ、家財の被害が多品目にわたるほど、地震保険での支払に繋がります。その算出方法は他のサイトにも書かれているようなので詳細は割愛しますが、簡単に言えば、一般の家庭にあるであろう家財を大品目に分類し、さらに各品目の代表と思われる家財について損害の有無を調査、その種類ごとの構成割合を求め、最終結果が全損・半損・一部損・無責のいずれに該当するか決めていくことになるのです。

したがって、グラスが30個割れた!よりも、テレビにも冷蔵庫にもパソコンにも被害があった!方が、保険認定の上では大事になってきます。

しかし、震災当初は早くゴミを処分してしまいたい、居住スペースを確保したい、という気持ちから、さほど確認せずに捨ててしまうことも多いのが現実です。大変な状況下であることは分かりますが、少なくとも被害全容を写真に収めてから捨てるなど、証拠と記憶を形にして残しておかれると良いと思います。

 

④被害の調査になかなか来ない場合、待つしかありませんか?

東日本大震災ではあまりに被害件数が多すぎたことと、交通網が寸断されたり避難が長引いて調査できなかったりといった理由で、契約者自身による申告での請求が認められました。

そして今回、東日本大震災に続いて、熊本地震でも「自己申告」での請求が可能になったようです(2016年4月22日以降)。

但し、「木造家屋」「全損ではない」「写真がある」など条件が決められています。各損保会社のHPに請求方法ならびに問い合わせ先が掲載されているようですので、そちらを見て正しく請求してください。

 

以上、ご質問いただいたうちのいくつかを抜粋しました。