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MASA日記

働き方、お金のこと、趣味のこと、ニュースなど、徒然なるままに書いています

関心高まる地震保険

5月14日土曜日の朝です。

 

熊本地震の発生から1か月を経た今も、多くの力をもってしても困難な状況が続いているようで、被災者の方々にはブログ開設を機に、この場を使いお見舞い申し上げます。

2011年3月11日の東日本大震災から5年という一つの区切りを迎えた今年、また巨大な地震が発生したことで、もはや巨大地震は他人事ではなく、いつどこで起きるか分からないという不安に駆られるのも事実だと思います。

実際、「今最も関心のある保険は?」というアンケート調査の結果が「地震保険」でした。この地震保険については、賛否両論あり、様々な方が記事を書かれています。あくまでもわたしも私見として、初ブログ記事のテーマとして書いてみたいと思います。

 

地震保険に加入した方が良いのかと言えば、「加入した方が良い」と考えます。

やはり地震直後は命を確保し、生きていくことに重点が置かれますが、やがて元の生活に向けた動きが始まると、生活拠点や仕事の再開という場面が訪れます。そのとき、一定の資金が必要になるわけで、”万が一に備える”保険の活かし時になります。

地震保険に否定的な意見の中には、地震保険を使っても建物全体を再建できないというものや、査定は保険会社のさじ加減で決められてしまう・・・と言うものもあります。そのこと自体は否定しませんし、それをもってどのように感じるかは人それぞれなので、否定も肯定もする必要はないと思います。

 

まず、地震保険は一般の保険と異なる特徴を持っています。

一つは、法律に基づき政府と損保各社が共同運営している点。日本が世界でも有数の地震大国であるため、昔から地震への危機感が強く、国も含めた備えが必要でした。そこで保険という仕組みを活用したわけです。

この地震保険は、保険料はどの損保で加入しても同じです。そして万一の地震被害で保険金支払が発生すると、政府が再保険を引き受けます。つまり、損保各社はお客様との単なる窓口であり、地震保険から利益は生じません(地震保険料から経費を差し引いた金額は、将来の地震保険金のためにプールされます)。保険と言えば、”保険屋は満額出さないようにしている””保険屋のさじ加減で支払を減らそうとする”という悪い印象を持たれているとは思いますが、こと地震保険に関して言えば、損保にとって払い渋るメリットが無いのです。

もう一つは、地震保険単体で加入できない点。地震保険は火災保険の特約です。最近では火災保険のパッケージ商品として地震保険を包括するものもあるようですが。火災保険の想定するリスクに比べ、地震という被害のリスクは極めて大きく、広い範囲に甚大な被害をもたらすことから、基礎となる火災保険とは別途の扱いで構成されるわけです。それだけ巨大かつ予測不能なリスクに備える必要は、やはりあると思います。

また、加入限度額や限度割合が決められている点も一つの特徴と言えるでしょう。いわゆる保険金額(上限という程度に考えて構いません)は、火災保険の保険金額の30%~50%、かつ建物5,000万円、家財1,000万円が限度となります。

巨大地震が発生した場合に、時間の経過につれて生活拠点や生活基盤の立て直しに一定の費用が必要になってくることは冒頭に書いたとおりですが、そのための資金の要素が強いのが地震保険です。完全なリカバリーでは無く、原状復帰には足りない!と言えば事実そうだと思いますが、それでも無いよりは絶対に良いと思います。

さらに補足すれば、地震保険は非常に簡便な方法で調査・支払が行われますが、これも広範囲にわたる損害を調査し、迅速に保険金を支払うための方策です。有責・無責に区分され、有責の場合でも3段階(全損、半損、一部損 ※この秋頃から半損が2つに分類され、計4段階に変更となる模様です)となります。各契約の地震保険金額に、各認定段階に応じた割合を乗じるだけで金額が決まってしまうので、”見た目ではうちの方が被害が大きいのに同じ段階に認定された””受け取った金額がお隣の方が多い”という不満が生じ、結果的に”保険屋は・・・”という疑念を持たれることもあるのでしょうが、大規模な災害で1軒ずつ見積を出して調査し、協定していては、いつになっても保険金が支払えない事態に陥るため、現行の制度は合理的だと考えます。

 

以上、地震保険の特徴を踏まえれば、いつ来るか分からない巨大地震に自分でコツコツ貯めておくより、共同備蓄たる地震保険に加わった方が安心だと考えます。保険料の見直しも進み、値上がりが取り上げられますが、それでもいつ起こるか分からない地震に対し日頃から準備しておくことで、リスクの軽減になると考えます。

あとは信用できる保険会社、お付き合いのある保険会社、基礎となる火災保険の商品性が良い保険会社など、どこの損保を窓口に地震保険に加入するか、という問題だと思うので、そこはまさに人それぞれではないでしょうか。